【続】私の旦那様はエリート社長?!
奏多が私を優しく抱き締める。




「グスッ……私、また大事なもの失っちゃうかもしれないよぉ……」


もうこれ以上、大事なものを失いたくないよぉ……。




「……よしよし」


奏多が私の背中を擦ってくれる。




「わ、私はもうなにも失いたくないのに……」


もし奏多まで失ったら私、もう生きてる意味なんてない。
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