【続】私の旦那様はエリート社長?!
「……ありがとう」


「私ね、正直怖かったの」


「え?」


「……あんなにいっぱいヒドいこと言っちゃったから、梢を失うかもしれないって思うと怖くて仕方なかった」


「……私も。私も怖かった」


「え……?」


「柑菜は大切な親友なの。……だからこれ以上大事なものを失うって考えた時、すごく怖かった。柑菜まで失うんじゃないかって思うと、怖くて仕方なかった」
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