【続】私の旦那様はエリート社長?!
「……梢」
「結婚してることを内緒にしてたことも、紫音君と付き合ってたフリをしてたことも。……全部なかったことにしようと思った」
「……どうして?」
「柑菜とずっと親友で居たいから」
「……っ!!」
私がそう言ったあと、柑菜は目を大きく見開いて私を見つめた。
その目にはもう、涙は浮かんでいなかった。
「結婚してることを内緒にしてたことも、紫音君と付き合ってたフリをしてたことも。……全部なかったことにしようと思った」
「……どうして?」
「柑菜とずっと親友で居たいから」
「……っ!!」
私がそう言ったあと、柑菜は目を大きく見開いて私を見つめた。
その目にはもう、涙は浮かんでいなかった。