☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
すれ違う想いと夢
メルンの話から……半年


「……メルン叔父さん…やっぱり、お医者さん…来ないね…」


「……どうしたんだろ…ゴホッ」 


「おーい!メルン叔父さん!ティアラ〜〜〜来たぞ!お医者さんが来たぞ!」


「えっ!お医者さん!」


「早く来いよ〜ティアラ」

メルンとティアラは、水を得た魚の様に、元気な気持ちを取り戻しジータの村に行った


「おぉ〜〜なんだ、凄い人集りじゃないか」


「ねぇ〜ジータ、お医者さんて、どんなんだった」


「なんか、首から足まで、長くて、雲の色した服を着て、手になんか持ってたぞ」


「へぇ〜〜早く見たいなぁ〜」


「さぁ〜次じゃ…ティアラから診てもらいな」


「うん。何だかドキドキする」


中に入ると、髭を生やした体の大きい先生と助手をする、まだ若い青年がいる


「はいっ口を開けて〜大きく開けるんだよ〜恐がらなくていいからね〜痛くないからね」


ティアラは大きな口を開けじっと口の中をのぞく先生の顔をじっと見ていた


「んっ?先生の顔に何かついてますか?」


「あっ!違うんです……私、お医者さんになりたくて………小さな頃からなりたくて……」


無我夢中で話すティアラに笑顔で、受けとめていた先生だった
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