☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
担当医であるティアラは
家族とよし君を見送った


「ティアラ先生……仕方がなかったんです、あの状況では…」


「…」


ティアラは少し放心状態だった


「だめですよね…医者が家族の前で、あんなに取り乱して…駄目な医者です私……」



数日が過ぎ、ティアラは少し気が抜けた毎日だった


「ママー電話〜〜」


「はい、」


「エレナです、少し話が……ジータと村の事で」


「…はい、」


「今から、行っていいですか?」


「はい、大丈夫よ」


30分後


「真弓は、お部屋で遊んでいてね、でっ話を」


「ようやく、医師免許もとれまして、私、村に行こうと思ってます。」


「そうなの、まずは、おめでとう、村で診療を始めるの?医療設備もない村で大丈夫なの」


「簡単な診療ならできます。重篤患者は、市内に搬送しながら治療にあたります」


「そうね、それなら、なんとかなりそうだけど…助手は?まさか一人で?」


「小さな村だから、一人で」


「そうなの…無理しないでね。私は真弓が大きくなったら戻るつもりだから」


「後、ジータの事で…私、ジータを愛してます、ジータが混乱しないために、もう、会わないでください」

ティアラは戸惑った
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