☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「勉先生、昨日、診ていた患者さんに、咽頭部に小さな腫瘍が触診で、わかったんだよ……まだ悪性とは今の段階では、ここではわからないんだがね」
「でっ、その患者とは…?」
「ん〜〜〜あった。名簿によると、メルン、エドワンズという患者さんだな」
「メルン……ティアラの叔父さん……」
「あぁ、そうだったな、あの子の叔父さんだったな」
「で、どうするんですか…治療は?」
「残念だが、それが癌であっても、ここでは……そうでない事を願うしかないだろう」
「……私たちは医者なんですよ!癌であるか疑いがあるなら調べて、一人でも患者を助けるのが私たちじゃないんですか!」
「君の言う事は、もっともだが……仕方がないんだよ…医者であっても助けられない命もあるんだよ…」
「助けられない命なんかない………ないんだ……」
勉には、医者になる意味があった
それは、そう、ティアラと同じに、幼くして母を亡くしていたからだった
「でっ、その患者とは…?」
「ん〜〜〜あった。名簿によると、メルン、エドワンズという患者さんだな」
「メルン……ティアラの叔父さん……」
「あぁ、そうだったな、あの子の叔父さんだったな」
「で、どうするんですか…治療は?」
「残念だが、それが癌であっても、ここでは……そうでない事を願うしかないだろう」
「……私たちは医者なんですよ!癌であるか疑いがあるなら調べて、一人でも患者を助けるのが私たちじゃないんですか!」
「君の言う事は、もっともだが……仕方がないんだよ…医者であっても助けられない命もあるんだよ…」
「助けられない命なんかない………ないんだ……」
勉には、医者になる意味があった
それは、そう、ティアラと同じに、幼くして母を亡くしていたからだった