☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「勉先生〜〜なんか村の人達、みーんな元気になってるね」


「そうだな。よかったなティアラ」


帰国前夜……


「……先生」


「どうしました、勉先生?」


「あの二人を日本に連れて帰っては駄目ですか?」


「ん?あの二人を?」


「メルンとティアラです。メルンの病気も気になりますし、こんな村なのに、医者になろうっていう子をほっとけなくて」


「気持ちは、わかるが、どうやって…」


「二人の移住は、私の家があります。治療費とティアラの支援も私が…」


「そうか…勉先生が、そこまで考えていたなら、君の思うようにしたらどうかな」


「ありがとうございます。メルンとティアラに話してきます。」


勉は、話す為に、メルン、ティアラのもとに走り出した


「メルンさん、ティアラ。おぅ〜ジータも来ていたのか。ティアラにいい話しがあるんだ」


「何?何?」


「メルン叔父さんと一緒に日本へ行くんだ」


「そっ…それは、どう言う事ですか?」


事情を話した勉にメルンは……


「ティアラとジータだけを連れてください。」


「それは駄目です。ティアラの為にも、しっかり調べて元気でいる事が大事な事ではないですか」

「叔父さん。行こうよ」

「……」
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