☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「メルンさん、どうぞ」


「調子はどうですかね?」

「少し、前より喉が痛い感じが……」


「では、今から検査で血を少し注射器で抜きます、その後にMRという機械で体の内部を見ます。痛くないので安心してください」


「わかりました。ティアラの為にも、病気ならすっきり治してください。」


「では、早速に……」



「……やはりな…勉先生、どう伝えて治療に入るつもりですか」


「先ずは、食道の腫瘍を切除、広がりを診て、抗癌剤を…」


「この大きさだと、本人は、話せなくなる可能性が……」


「命には、変えれませ…メルンさんを生かす事が、優先なんです。あの子の為にも」


「……わかりました…それで進めましょう」


翌日、カンファレンスルームで、メルンに話す……メルンは、ためらわず……「お願いします」…と…


「と、言うことなんだ、ティアラ」


「嘘だよね……叔父さんの声が・・・そんなの嘘だよね!」


「大丈夫、声を失っても、心は失わない」


運命は、前に進もうとする、ティアラの腕を引き戻す……
こんな形で

声を失った、メルンが再発したのは、ほんの、わずか、2年が過ぎた頃だった


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