☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「さぁ〜いよいよだな〜………・・・うっ・・なんだ・・この痛み・・・ゲホッ!吐血……どうして…俺が……」


「…ティアラ先生?勉先生は?」


「搭乗する前に、御手洗いに」


「そうですか、わかりました」


「勉、遅いなぁ」


「本日は、ジャパン航空にご搭乗いただきまして………………」


「勉!何してるのかな…飛行機飛んじゃうよ〜〜」


「ごめん、ちょっと混んでいて、危なかった〜〜乗り遅れるとこだったな(笑)」

「びっくりさせないでよ〜」


「…………搭機は、間もなく離陸いたします………」

2人の乗せた、飛行機は、日本の地を離れ
ティアラの故郷へと飛び立った



「長旅だから、少し休んでいろよ…ティアラ」


「私は大丈夫、緊張して眠れないよ」


「そうだよな、久しぶりの故郷なんだからな」


「そうだよ…変わっただろうなぁ……」


「・・・ティアラ、故郷から帰ったら……式挙げような…」


「……勉・・・急にびっくりするじゃない…こんなとこでプロポーズなんて、ロマンチックじゃないんだから」


「ごめん〜言いたくなって(笑)」


「帰ったら決めよ…ゆっくりと」


窓の外は、澄んだ青い空が広がり、どこまでも続いていた
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