☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「メルン叔父さん……一人になっちゃったよ…ティアラ一人になっちゃったよ」

「一人なんかじゃないよ。叔父さんも居るし、そして少し歩けば友達はいるんだよ」


少し離れた、隣の村にも、一つの家族が居た


「…メルンさん。久しぶりだね…」


「みんな、元気そうだな…ジータは、元気なのか?」

「あぁ元気さ!ジータ!ジータ!メルン叔父さんだよ」


「メルン叔父さん、元気だったんだね」


「今日は、ジータに友達を連れて来たんだよ。ティアラって言うんだ」


「こんにちは、ティアラ」

「こ…こんにちは」


「さぁ、ティアラ。最初の友達だ」


ティアラにとっても、ジータにとっても、最初の友達

「二人の年頃の子供は、お前達、二人しかいないから、仲良くするんだよ」


ジータ十歳…ティアラ七歳この村には…年齢というものは存在しなかった


まるで、時代は紀元前かのように…
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