☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「話してこれたか?」


「うん、ジータに日本へ行かないって聞いたら、断られちゃった」


「ジータにはジータの思いがあるんだよ。また、来れるさ。故郷ってのは帰る場所なんだから」


「そうだね。お母さんのお墓も来ないと、怒られちゃうからね」


「支度できたかぁ〜〜そろそろ時間だぞ」


外にでるとボランティアのクルー達も集まっており、勉とティアラ待ちだった


「遅くなってすみません!」


「忘れ物はないですか?勉先生」


「はーい、大丈夫です」


「では、行きましょうか」


「お母さん、ジータ、また来るからね、今は見えないけど、この村の星たち、また、会いに来るからね。そして、村の子供達、夢は諦めないでね……」


「先生!ティアラ先生!」

「あっ!ちょっと出るの待ってください!」


「ティアラ先生……私……私!先生になる、きっと先生になる」


「うん、うん。慣れるよ必ず、なって村の人達を救おうね。約束だよ」


「うん。約束」


ティアラの目には、止まらない涙が流れ落ちていた

「さよなら〜〜〜ティアラ先生〜〜」 


「さよなら〜〜」


さよならの言葉は別れの言葉ではなく、また会う日までの約束と心に思うティアラだった
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