☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
「ありがとう、ティアラも食べてないのか?」


「うん、一緒に食べようと思って」


「先に食べてよかったのに」


いつもの幸せに満ちた時間
いつもの会話の中に飛び込んできた事実

それは、テレビのブラウン管からだった


「ただいま、臨時のニュースが入ってきました。世界保険機関WHOの報道官の説明によりますと、アフリカ南東部において、全く新しい、現代では未だ不明の新型ウィルスが発生!すでに39人が死亡しており、今も………………」


「なんてことなの………南東部………私の村……」


「ちょっと待ってろ、NPO本部に問い合わせてみるから」


「あっ!もしもし!今、テレビ見たんですが・・・はい、そうですか…わかりました」


「ティアラ……やはり、村も……」


「……ジータ・・・あの少年も…」


「ティアラ…状況詳しく聞いてくるから待ってろ」


「わかった…」


ティアラの胸中は
嵐が吹き荒れたような
感覚だった
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