☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
翌朝・・・



「先生……どうやらウィルスは、細胞がエボラに似ていて、空気感染もあり得ると……湿気には弱く行動は若干鈍くなるみたいです」

「でっ、ワクチンは?」


「今、感染死者からの細胞を摂氏しまして、早急に作られている段階だそうです」


「わかりました、ワクチンができるまで、何とかしましょう」


手足が自由に動かせないほどの防護服…
まるで宇宙飛行士のような格好で、エリアを越えていく


「そうか…ティアラの村は危険区域を入った場所だったのか…くそっ!」


「先生!人が、まだ居ますよ!!」


「大丈夫ですか!」


「私たちは大丈夫です……子供を助けてください」


「子供…わかりました、で、症状は?!」


「昨夜から、血を吐いてしまって……」


「とにかく見にいきます、案内してください」


「これは……」


息が止まるかと思う程の悪臭の中、その子は苦しんでいた


「まず、免疫力をあげないと……点滴をするしか方法はないか………君、ちょっと手伝っ…………君は…」
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