☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
その場所は車で30分とかからない場所にあった


「お母さん……ティアラと結婚しました。そして、これが二人の写真です。ティアラから、あずかった硝子の欠片も、ここにおきます。僕は……ティアラを…幸せにはできなかったです……すみません…」


勉は、自分の体が永くない事に、ティアラの母に、頭を下げる意味も、この村に来る理由の一つでもあった

「僕は、あの子を日本に連れて帰ってよかったのでしょうか・・・夢は叶いましたが、愛することはできましたが、この命が…終われば、また、ティアラを…………」


声が、響く
勉は、声を枯らし、その場に泣き崩れ、立ち上がる力さえなくなるほど、そきに崩れ落ちた


「ゲホッ、ゲホッ……とうとう、吐血がは、おさまらなくなってきたか……まだ、まだ死ぬわけにはいかない……やる事が…」


車を走らせ、センターにもどると、ジータの姿がみえた


「どうだ、ジータ、採決検査の結果は?感染していないか?」


「あぁ、大丈夫だったみたいだよ」


「ゴホッ……そうか、よかった。」


「先生?どうしたんだ」


「風邪だよ…出てくる時、風邪ひいてな」


「そうか、ならいいんだけど」


勉も、感染はしておらず、その日は、体を休めた
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