☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
出逢いと希望
「そろそろ、飛び立つわね。で聞いてなかったけど、赤ちゃんは男の子?女の子?」


「女の子です」


「そうなの、大きくなるにつれて、お父さんは心配だね」


「はい、でも、きっと大丈夫です、自由な人で、やりたい事は、何でもさせる人でしたから」


おばさんは、一瞬、ティアラの言葉に戸惑った


「変な事、聞くんだけど、でしたからとは……?」


「この子のお父さんは星になりました。あっ!天に逝ってしまいました」


「………ごめんなさいね……嫌なこと思い出せてちゃって……」


「大丈夫です。いつも傍にいますから、大丈夫ですよ」


「寛大なお方ですね、赤ちゃん、お父さんの分まで元気に大きく育って、お母さんを支えてあげてね」


「ありがとうございます。この子は、パパに似て、明るく、真っ直ぐに生きていくと思います。……真っ直ぐ、」


ティアラは、なんとなく、赤ちゃんの名前が浮かんできた


「真っ直ぐ……弓の如し矢を貫く……ん〜〜〜そうだ!真弓(まゆみ)!真弓にしよう〜〜
人生を夢に向け、弓のようにしなやかに真っ直ぐ生きる!真弓に決まり!」


こうして子供の名前はきまった


「大きくなったら、真弓は何になるのかなぁ〜〜」
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