☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
あれから五年……



「真弓〜〜!早くしないと!保育園、遅れちゃうよ!」

「ママが寝坊しちゃったでしょ」


「ママのせいにしないで、自分で起きなさいよ」


慌ただしい毎日は変わらず、真弓も健やかに、愛情ある中で育った


保育園に真弓を送り仕事へ行く、帰りは、仕事が終わり迎えに行く毎日であった

「ティアラ先生、来春から研修生が15名来ますが、その前に、お話が」


医院長に呼ばれたティアラ

コンコン!


「あ、ティアラ先生、どうですか?子育ては、大変でしょ」


「いえ、もう慣れましたから」


「そうですか、ところで、本題を率直に言いますが…」


「…なんでしょう?」


「子育ても大変かと思いますが、来春から、ティアラ先生を部長として、当医院で、引き続き頑張っていただきたいのですが」


「えっ?私が……?」


「正直、あなたは、勉先生の意志を継いでもらわないといけない責任がありますからね(笑)」


「勉の………意志」


「そうです、あなたなら、わかりますよね」


「…はい…」


「では、話は決まりましたね。よろしくお願いしますよ、ティアラ先生」


「でも………私にできるかどうか…」


「勉先生は、部長の話に、僕の全ての力でやります……と答えられましたけど(笑)」


「……はい、私も…やりきます…」
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