☆夢色の星たち☆〜white,bonds〜
夕方、真弓を迎えに保育園へ


「ママ〜〜〜」


「ただいま、真弓、さぁ帰ろう」


「うん。」


「あっ!真弓、見て見て〜〜お空〜〜綺麗でしょ、見える?」


「うん、あれは、お星さまでしょ、保育園の絵本に書いてあったよ〜キラキラ光るお星様って」


「そうなんだ〜本物をゆっくり見ると、もっと綺麗でしょ」


「うん、でも遠くて、取れないね、お星様」


「そうだね〜〜あっ!真弓、おうち帰ったら、凄いの見せてあげるね」


「何?何?ママ」


「帰ってのお楽しみ〜〜」

「はぁーい」


家に帰ると、ティアラは、忙しい毎日だったせいか、散らかった押し入れを無造作に探し始めた


「あった!これこれ、パパが、お空に行っちゃってから、ママ見てなかったんだ」


「何これ?おもちゃ?」


「よーく見るんだよ真弓」

部屋を暗くした、その白い天井に無数の星がかがやいた
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