世界が終わってく音がするけどタイシタ事じゃないョ☆後編

「ヒューマノイドの子なんて……」

ナイの表情が変わった

凄くつらそうな……

――でもツラいのは、アタシのほうだよ

「出てって!
 もうワタシに構わないで!!
 あの気違い博士にもそう言って!!!」

ワタシはそう言ってシーツをかぶった

そのままワタシは泣いた

少し声がでたが、自分の声にますます悲しくなった

泣きながらワタシは思った

――なんで悲しいんだろう?

なんでこんなに悲しいんだろう

ワタシはいつの間にかナイが好きになってた

その好きなナイに人間みたいに子供がつくれたら、嬉しいことじゃないのか
< 10 / 63 >

この作品をシェア

pagetop