世界が終わってく音がするけどタイシタ事じゃないョ☆後編
「ココ、聞きだすのに苦労したんだから……」
ステルスはワタシの気持ちを置き去りにして、無邪気に笑ってる
「コーヒー熱かったぜ」
ワタシが倒れた時コーヒーをこぼしたことを言ってるらしい
ステルスがあまりにこの前と変わらないんで、ワタシはちょっとアキレてくる
「ヒューマノイドの世の中になって、ステルスたちは嬉しいんでしょうけど……」
「僕らの世の中?
はっ!!
僕たちだっていずれは狩られるのは同じだぜ。
新しいヒューマノイド、ウィルスみたいな思念体、
少数の人間の支配者……
わかんないとこで世の中が動いてるのは、僕から見ても同じこった」
「そうなんだ……」
ワタシはステルスの強い口調にちょっと驚いたが、ステルスの気持ちが伝わってきて少し安心した