世界が終わってく音がするけどタイシタ事じゃないョ☆後編
「ねぇ、腕がなくなった時、イタかった?」
しばらくお互いしゃべれなくなったけど、ワタシは聞いた
「うん。
ヒューマノイドだって繊細にできてるンだよ。
そうなるってわかってたら、感じなくはできるけどね……」
ステルスは笑ってみせる
「それより……」
「ナニ?」
ステルスは指先を見せた
「コーヒーでオレの白い肌が、茶色くなっちゃったヨ」
どうやら倒れた時、ワタシがコーヒーを取り損ねてコボしたことを言ってるらしい
ワタシはステルスの手に触れてみる
見ると、確かにヒトの肌よりキメ細かそうな肌が、ちょっと茶色くなってる
「えっ?」
ワタシは思わずステルスの目を見る