世界が終わってく音がするけどタイシタ事じゃないョ☆後編
4.なんてはかなく悲しい瞳なんだろう
ステルスのカクレガは、こじんまりとした、それでいて恐ろしくモダンなホテルだった

白を基調としているが、赤いパイプが通っていたり、青や黄色のタイルが埋め込まれていたり……

都会の中のペンションといった風情で、オーナー夫妻が食堂で料理をふるまってくれる

ステルスは馴染みらしく、カップルの多いこのホテルで、ステルスは今まで女の子を連れて来たことがないとオーナーは言った

「なんか口裏を合わせてない?」

ワタシはステルスがどの娘にも自分が特別だって思わせる為のテなんじゃないだろうかと疑った
< 30 / 63 >

この作品をシェア

pagetop