世界が終わってく音がするけどタイシタ事じゃないョ☆後編
ステルスは落ち着いた声で言う

――そうか……
  ヒューマノイドはヒトのキドアイラクに敏感なんだ

ワタシはナイのおどおどした反応も思い出してた

それは感情で反応してンじゃなく、ただのプログラムかも知れない

――でも……

ステルスの言うことは正しい

今のワタシは何を聞いても、信じられる気がしなかった



「いいよ、自分で見つけるから……」

ワタシはプリントアウトされた戸籍を眺める

――やはりとーさんは死んでる……

戸籍は父が死んで、母とワタシだけになっていた

「ほら……」

ワタシはステルスに見せようとして、嫌な予感に襲われた

――ヘンだ……

この戸籍、行とか、スペースの開け方とか、整いすぎてる

――まるで……


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