世界が終わってく音がするけどタイシタ事じゃないョ☆後編
「お葬式。
あの時、ワタシはロボットと遊んでた」
ナイは悲しいようなうれしいような不思議な表情になった
「あれはナイだったの?」
ナイは黙ってうなづいた
――そんなに昔から側にいてくれたんだ
「帰ろう」
ナイは言った
ワタシはその声がななんとなく懐かしい声に思えた
「どこへ?」
ワタシの声は鼻にかかってコドモのようだ
「ワタシが帰るとしたら、あの夏のあのプールの底しかないよ!」