世界が終わってく音がするけどタイシタ事じゃないョ☆後編
「ワタシが怒ってるのは、知らなかったのがワタシだけだったってことよ!」
「……」
「結局、ナイだけじゃなくワタシ自身も、ワタシから見える世界も、とーさんが作った世界だったってことね。
この記憶だって、この気持ちだって……」
ワタシは暗い気持ちが止められなかった
「それは違うよ、ミウ。
ミウの脳は、ミウからサルベージしたものなんだ。
とーさんが辛い記憶を入れるわけないだろう?
覚えてることや思ってることは、昔からミウ自身なんだよ。
それに、ナイは……」
とーさんはナイのほうを見て口ごもった
「あの時、オレはもうヒューマノイドだったから、ミウをサルベージするのを手伝った。
ミウが昔からのミウだってことはオレが保証するよ」
ナイは真剣な顔でそう言った