VS~Honey~
美紗が耳と首筋が弱いことはとっくに知っていたから、わざとそこに顔を近づけさっきのお返しをする。
「美紗」
「んっ、やだ……」
俺の息がかかるのか、美紗が腕の中でもがく。
力が弱いから抵抗が抵抗にならない。
「動くなよ」
「ん、だって……」
顔を赤くした美紗はドキドキし過ぎたのか呼吸がままならないようで、自然と途切れ途切れになる。
それはそれで、う~んマズイなと思った。
「ちょっと……」
「声、出すなって」
「え?」
わざとじゃないからなお悪いだろう。そんな甘い声だされたら止まらなくなてしまう。
理性が効かなくなる。
体に回したら手が勝手に動き回る前に俺は美紗を離した。