VS~Honey~
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「うっん………」
ゴロンと身動ぎする。
ぼんやりした頭で天井を見上げた。背中には布団の感触。
あれ……? 私?
晴紀の書き写してる姿を見てて?
ああ、寝ちゃったのかぁ。
状況に納得して顔を横に向ける。
もうこのまま寝ちゃおうかな。
そしてフッと目を開けて横を見ると。
「! なっ、なにしてんの」
晴紀が気持ち良さそうに横になって眠っていた。
こいつはまた!
「ちょっと!!」
体を揺するがピクリとも起きない。
死んでるのかというくらいぐっすり寝ている。
「どうして布団に入ってるの! 起きてよ~」
「ん~~……」
晴紀が眉間にシワを寄せ、体を動かした。
あ、起きる!?
と、思ったのも束の間。
「ぅきゃぁ!」
晴紀の手が伸び、そのまま私を引き寄せた。