VS~Honey~

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日差しの強さがまぶた裏に焼き付き、う~んと目を覚ますと時刻はすでに午前10時。

今日が休日じゃなかったら確実に遅刻だった。

時計を持ったまま枕にバタリと顔を伏せる。だって昨日はなかなか眠れなかった。

自分の気持ちがわからなくてプチパニックにおちいってゴロゴロと眠れずにいて、朝方近くにやっと眠りについた。

だって相手は芸能人だ。

人気グループの人で今をときめくアイドル。

そりゃぁ、世の女性はときめくっつーもんだよ、うん。
ドキドキしないほうがおかしいんだ。
うんうん。
そうだ、そうだ。

って、なんども肯定するのになんだかスッキリしない。




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