後悔の後・・
早く忘れるために仕事を頑張った・・


高谷さんがいないときできるだけの家事をした・・彼は本当によくしてくれた・・


家事なんてしなくていいと言ってくれたが、私はできるだけ恩返ししたかった。


家に早く帰ったときや、時間があるとき、何気に子供服の絵を描いてみた・・


生まれてくることのなかった我子へ着せてあげたかった服の絵を・・


時々夢に見てしまう、家族団らんの夢・・


もし・・あのとき・・無事に生まれて信也さんともいい夫婦でいたら・・


やめよう・・彼には玲子さんがいる・・




忘れなくちゃ・・・







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