後悔の後・・
「俺は・・・もうキミを傷つけたくないと思ってる・・初めてキミを箱根で抱いたとき・・俺は・・強引に・・キミを・・キミの気持ちも無視して・・だから今度はキミの思いを優先したいと思った・・」


本当はそれだけではなかった・・・

本城高谷と暮らしていたとき彼女は・・・そう思うとなおさら悔しくて・・


「信也さん・・ありがとう・・・私勘違いしてたの・・・離れてときが長かったぶん、もう私には魅力がないのか・・高谷さんのことを気にしてるのかと・・・」




俺は千佳をぐっと抱きしめた・・・



「そんなことない・・キミは魅力的だ・・」


二人は見詰め合う・・。




そして・・




キスをした。









「抱いて・・・信也さん・・」




信也は無言でうなずき、





そして・・寝室に行く・・・








***********





二人は一つになり結ばれた・・・





すべてが終わり、信也は幸福感に包まれていた。




離れていたときのことで不安になったが・・もういいと思った。


ここに千佳がいて俺の腕の中・・・


それでいい・・

「信也さん・・あのへんなこと聞くわね・・怒らないでね・・」




「なんだい?」




「信也さんは離れてるあいだ・・他の誰かと・・こういうことは?」



「・・・・無いよ・・信じられないかもしれないが・・」


「私も・・・なの・・」

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