後悔の後・・

「貴方とまことさんが離婚してまことさんの両親も縁を切っているのは知ってます。そういうきっかけを作ることになった私がこういうことをいうのはおかしいと思います。でも・・あれからまた妊娠して無事に我子を私も抱くことができました。偶然このまえお二人を見て、事情をしり、お子さんのことを聞いて、親としてまことさんが我子に会えないことに私がいうのも矛盾してますが、気の毒におもったんです・・・やり直してとはいいません。だけどお子さんには父親ですから・・一度・・私としてはまことさんをもう憎んでるわけでもないのです。訴えを取り下げてもいいのですが、仕事のパートナーだった高谷さんがとても怒っていて・・私ではもう止められなくなってしまったんです。」




「いいえ、夫がしたことは許されることじゃありません。当然です・・私とは知人の見合いでなんとなくの結婚で愛があったわけでもなかったけど、平凡でそれなりのうまくやってると思ってた・・でも・・いつからか、誰かとあってると感づいていたけど・・
浮気と同じです・・そして・・その人に頼まれたからといって貴方を苦しめるなんて・・私のためでなく、浮気相手のためになんて・・・恥ずかしくてなさけなくて・・子供ができたときもおろそうと思ったけど・・・帰る家のない私には結局夫の実家しかなく・・・産むことに決めたんです。」