好きすぎて死ぬっⅢ
あたしは黙ってカウンターの席に座った
「……。」
「……。」
沈黙が続く
「なぁ…」
桑田君が口を開く
こっちを見ない
「俺…何した?」
「…。」
「俺は…本条となんか…付き合う気はない…」
「…。」
「なんだよ…相田 しゅんって奴…」
「何勝手に付き合ってんの?」
「桑田くん…本条先輩と...抱き合っていた…」
涙が出る
「えっ…何言って…」
「階段裏で抱き合っているの...あたし見たんだよ…?」
コロッと涙がこぼれた