暴走★Boy
だけど、斗和は喧嘩が弱い訳じゃない。
スイッチが入れば、あの男は最強だ。
間違いなく、喧嘩は…
強い。
でも…、
なのにっ…!!
…逃げる…。
すると、
「あ、噂をすれば〜♪」
と、ニコニコする舞耶。
周りの黄色い声、ヒソヒソ何かを話してる声、そして舞耶の顔を見れば誰が来たのかなんて、見なくてもわかる。
「結嘉」
と言ってポンと肩に、手が置かれた。
「どうしたの?斗和」
「ちょっと見かけたから」
と可愛い笑顔で言った斗和。