暴走★Boy
「ゆーいにゃん」
と、呼ぶと
「なあに?」
と言って、ちょっと顔を上げる結嘉。
「誘ってんの?」
と、冷静に聞く。
「ん?」
と、可愛い結嘉。
「だーかーら、襲われたいのかな?」
「………」
黙り込んだ結嘉。
「結嘉、聞いてる?」
と、言った瞬間。
ドンっ!!と、ベッドから突き落とされた。
「ってぇ〜」
「斗和ちゃんのエッチ〜」
と、結嘉。
だめだ、こりゃ…。と、思った瞬間。
「きゃあぁぁああぁあ!!」
と、悲鳴をあげた結嘉。とっさに耳を、塞いだ俺。
「な、なんだよ」
と、言うと「服着てーっ!!」と、叫ぶ結嘉。
…やっと、目ぇ覚ましたか。
ってか、今更何を……。
つーか…、
「人のこと言えねぇだろ」
と言うと、結嘉は静かに自分の体を見た。
そして、
「ぃやぁああぁあぁぁぁあ!!」
と、本日2回目の結嘉の悲鳴が部屋に響いた。