暴走★Boy 


「ゆーいにゃん」

と、呼ぶと

「なあに?」


と言って、ちょっと顔を上げる結嘉。


「誘ってんの?」

と、冷静に聞く。


「ん?」

と、可愛い結嘉。


「だーかーら、襲われたいのかな?」


「………」

黙り込んだ結嘉。


「結嘉、聞いてる?」


と、言った瞬間。



ドンっ!!と、ベッドから突き落とされた。


「ってぇ〜」

「斗和ちゃんのエッチ〜」


と、結嘉。


だめだ、こりゃ…。と、思った瞬間。



「きゃあぁぁああぁあ!!」


と、悲鳴をあげた結嘉。とっさに耳を、塞いだ俺。



「な、なんだよ」


と、言うと「服着てーっ!!」と、叫ぶ結嘉。


…やっと、目ぇ覚ましたか。

ってか、今更何を……。

つーか…、

「人のこと言えねぇだろ」


と言うと、結嘉は静かに自分の体を見た。


そして、

「ぃやぁああぁあぁぁぁあ!!」


と、本日2回目の結嘉の悲鳴が部屋に響いた。








< 174 / 311 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop