暴走★Boy
何も言えなくなった私は、渋々舞耶の後について行った。
あの集まりを、見れば今日バイクで走る。ってことくらい嫌でも、普通にわかる。
一応、私は斗和の彼女で、楓の友達。
それに、中には見たことある人がチラホラいた。
いくら、斗和がヘタレだとしても、斗和は正真正銘の不良だ。
…集まるなら言ってよ…。
いつも何も言わないけど、本当は心配で心配で、仕方ない。
でも、斗和の周りにいる人達は、イメージと違って優しい人が多くて、何より斗和が凄く楽しそうだから…。
そういう事に関しては、あまり口を挟まなかった。