暴走★Boy
○―斗和―○
集会に誘われた俺と楓は、駅前に集合してから、族のたまり場に行った。
すると、
「斗和〜っ♪」
と言って、くっついて来る女たち。
「…美樹さん、歩きにくいっすよ」
と、その中で一番俺の右腕に、ベッタリくっついてる美樹さんに、言った。
「いいじゃん♪久しぶりなんだからぁ〜」
と笑顔で言う美樹さん。
「………」
「斗和またかっこよくなったね♪」
「そんなことないっすよ」
「ほらぁ〜♪一々かっこいい♪♪」
と言って更に、絡めていた腕に、力を入れた美樹さん。
そんな姿を見て、心ん中でため息をついた。