あなたの心がほしい……。
京「ゆっくりでいいので話して下さい。」
はいっとココアを机に置いて言った。
そして沙羅さんはゆっくりと話し出した。
いつも1人ぼっちだったこと、
家族から『利用』としか扱われなかったこと。
沙「あ…たし…、淋しくて…必要と…して…くれる…人にただただ…体を…許した…の。」
沙「あたし…は、弱い…人間。あ…たし…なんか…が京…ちゃん…に合わない…って…わかってる…。だけど……、ス…キ……なの。ただ一緒…にいて…ほしい…だけ……、本当に…ごめんなさい…。」
泣きそうなのを我慢して話してくれた。
京「話してくれてありがとうございます。それと、沙羅さん…約束してください。もう、僕以外に体を許さないで下さい…。
僕も貴女が好きです…。」