あなたの心がほしい……。
京「えっ!?どうしたんですか急に…。」
沙「んー?気になっただけ♪」
京「そうですか…。僕の仕事は教師ですよ。」
…………えっ!?
沙「教師ー!どこのどこの?」
京「東実大学です。」
沙「へえ〜、大学の先生だったんだ。」
京「はい。でも大学では、あまり授業しないんです。」
沙「なんで??」
京「そこの教授が僕の父さんでいずれはそこを任されるので父さんの仕事を手伝ってます。」
すごーい。
いずれは教授か…。
沙「京ちゃんのお父さん立派だね!京ちゃんのお父さんだから優しくてしっかり者なんだろうなあ。」
京「まあ、そうですね。しっかり者ではないと思うんですが…結構ユニークでいい加減な人ですよ。今度沙羅さんに紹介しますね?」
沙「うん♪ってえっ!?紹介!?京ちゃんのお父さんに??」
いきなりの京ちゃんの発言にビックリするあたし。
あたしなんかでいいのかな…?京ちゃんの彼女になってるのも不安なのに……。でも…………、
沙「あたし、会いたいな……。京ちゃんのお父さんに。だから、ちゃんと会わせてよね♪」
京「はい。わかりました。」
京ちゃんが自分のお父さんにあたしを紹介してくれるんだ。
それはあたしのことちゃんと想ってくれてるんだね……。