あなたの心がほしい……。


京「もう、のめませーん。」案外強いのか少しだけ酔ってきた京ちゃん。






ぐたっとベッドに倒れ込む京ちゃん。


















あの女の人を忘れたいなんてただの口実。京ちゃんを酔わせればあたしを抱いてくれるそう思った。それで忘れさせてくれると思った。








あたしは京ちゃんに抱きつく。



京「沙羅さん…。」


沙「京ちゃん…。ねぇ、このままシよ…?」


そういって京ちゃんの唇を奪う。




京「ンン……ファ…フ…ハァ……」



そして京ちゃんの服に手を掛けようとした瞬間ー…。


パシッ―


京「ダメです。」



何で……?






何でしてくれないの…?












あの女の人にはしたくせに!!











沙「もーいい。」



京「……えっ?」


沙「もーいいよ。……京。あたし帰るね…。」







バタバタバタバタ




『ガチャン』



京「ちょっ!?沙羅さん!!」





< 28 / 53 >

この作品をシェア

pagetop