あなたの心がほしい……。
あたしと京ちゃんと女と男。
京ちゃんの部屋を飛び出してきてから数日。
女「あの…。すみません。」
いきなり声をかけられる。
沙「なに……ッッ!?」
あたしが振り向くとあの女性がいた……。
1ヶ月以上前、京ちゃんの部屋から出てきた女。
女「あたし、池波はのんといいます。」
沙「………はあ。」
適当に返事をする。
女「あの…京……えっと相多君の彼女さんですよね?」
今、京って…。
沙「そうですけど何ですか…?」
あたしが不機嫌に返すと…。
女「あの…、言いにくいんですけど…、あたし……、
妊娠したんです―…。」
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