あなたの心がほしい……。
沙「ただいま!!」
3時間ほど前に家を出ていった彼女。
なぜかまた家に入ってきた。
しかも何かに怒っているようで。
京「あの沙羅さん?どうしたんですか…??」
僕が聞くと沙羅さんは俺がいたことに気付き…、
沙「だって、何か知らない女に殴られたんだもん!!」
そう言った彼女の頬は少し赤くなっていた。
京「何でまた殴られたんですか…??」
沙「あたしがその女の彼氏とえっちしたからだって。」
……………えっ?
京「ど…ゆうこと…ですか……?」
沙「だから、あたしとえっちしてた所を彼女に見られて殴られたの!!」
えっ………。
僕の心の奥から小さな闇ができた。
どろどろしていて気味が悪い。
沙羅さんが男の人と……?
信じたくない。
嘘ですよ…きっと……。
だけど……見えてしまったんだ…………。
君の首についている……、
キスマーク。
それが本当のことだと思い知らされた。
そして僕は怒りで言ってしまったんだ。
京「……てぃです。」