好きを伝えたい…。①巻

席替えで…

はいって来た子は、男の子。


「まずは自己紹介よろしくな。」


「はい。」


なんて綺麗な声。低くて、透き通る声。




「N高から来ました。鈴木玲生南です。よろしくお願いします。」




女子のざわめき。よく聞いてみると…




「声聞こえずらぁーい」


「何て言った??」


…ヒトの成長をバカにしおってぇ(怒)



止まらない悪口。


はゆきも我慢出来ないようだ。

・・・・・・



二人は頷き、ウィンクをした。


そして、席を立つと、


「先生〜質問は出来ないのぉ〜??」



はゆきがいった




「おぉ。どんどんしてくれ!!」


「んじゃあ〜…君の声、透き通る声でいいねぇ♪」


ウチがいった。



その男の子は、ニコッと笑って、

「ありがと」


だって。嬉しいなぁ♪

素直でいい子じゃん。
ま。初対面のウチが思うのはなんだけど。












< 6 / 15 >

この作品をシェア

pagetop