お前だけ

「…ごめん…なさい…」


ごめんなさいって…ことは…

愛…

「なあ…愛は…もうあいつのことしか頭にねーのか…?」




だまんなよ…

なんか言えよ…







「最低な女」


なんでそんなこと言ってしまったのか…



今だにわからない




俺は頭がおかしくなったのか…


俺だって浮気したのに…

最低なのは


俺だった。



いつものように部屋でごろごろしたり
愛を確かめ会ったりするのももうなくなった


「じゃあな…」


俺たちは別れた。
< 151 / 177 >

この作品をシェア

pagetop