お前だけ

愛のことも幸太のこともすんげえ切ない


俺…


朝がきた。

着うたが流れた。

幸太からの電話。


「もしもし…」

「…っ………」

ザーっと雑音だけしか聞こえない

なんなんだよ

なにか言えよ…


「い…わ…っ…ん」

え?


「幸太どーしたんだよ」


「…いち…かわくん…」


え…

聞こえてきたのは
幸太ではなくて京子ちゃんの声だった。







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