春夏秋冬~THE FOUR SEASON~ 恋物語【完結】


呼ばれて入った男子のコート。

うちの目の前にそびえ立つ、2m43のネットはものすごく高く感じた。



「何すんの?」

『おれがアタック打つから、トスあげてくれたらいい。アキの専門分野だろ』


「りょーかい」

コートの中心部に立ち、上がってきたボールをジャンプして左に上げる。


それと同時に、踏み込んできたフユが



その球を相手コートに打ち返す。


何度も何度もこれの繰り返し。



自分に納得するまでやり通すのが


フユなんだ。



< 11 / 168 >

この作品をシェア

pagetop