春夏秋冬~THE FOUR SEASON~ 恋物語【完結】
『ちょっといいか?』
オレが居るのに驚いたのか、目を大きく見開いている。
「ん」
フユの許可をもらいその場に腰を下ろした。
「何か用事?」
なにも喋らないオレにしびれをきらしたのか、フユが口を開いた。
『いや、眠れなくてさ。お前こそ早いじゃんか』
「ハルは寝てるよ。なんか風にあたりたい気分なんだ」
「なに?」
『ハルに‥なにかしたか?』
どんだけ怖い表情をしているのか自分ではわからない。
ただ、ハルが心配でしかたなかった。
ただそれだけなんだ‥っ。