春夏秋冬~THE FOUR SEASON~ 恋物語【完結】


『ちょっといいか?』

オレが居るのに驚いたのか、目を大きく見開いている。

「ん」

フユの許可をもらいその場に腰を下ろした。


「何か用事?」

なにも喋らないオレにしびれをきらしたのか、フユが口を開いた。

『いや、眠れなくてさ。お前こそ早いじゃんか』


「ハルは寝てるよ。なんか風にあたりたい気分なんだ」



「なに?」



『ハルに‥なにかしたか?』


どんだけ怖い表情をしているのか自分ではわからない。

ただ、ハルが心配でしかたなかった。



ただそれだけなんだ‥っ。


< 40 / 168 >

この作品をシェア

pagetop