春夏秋冬~THE FOUR SEASON~ 恋物語【完結】
トントン
後ろから肩を叩かれて振り向くとそこには缶ジュースを片手に立っているフユの姿が。
『ん』
「これうちのぶん?」
『そ』
ハルの話を聞いて、フユを嫌いになったつもりだったのに…
こんなちょっとしたことで
フユの優しさを感じている。
「ありがと」
さっきキャプテンに貰ったジュースは後ろに隠して、缶ジュースを受け取る。
『気分は、ど?』
「大丈夫だよ。フユが見つけてくれたんだってね、ありがと」
『お前さっきからありがとしか言ってねえじゃん』
そう言ってニッと笑うフユに
またまたドキドキしてしまう自分がいる