春夏秋冬~THE FOUR SEASON~ 恋物語【完結】
『携帯貸せっ』
そう言うと無理矢理あたしの携帯を奪い、ブタを付け始めた。
『ほらよ』
付け終えたのか、いつになく笑顔で携帯を投げ返してくるナツ。
するといきなり顔つきが変わった。真っ直ぐにあたしを見てくる。
『なあ、ハル。お前‥フユのこと本気でスキなのか?』
一瞬、時間が止まったかのように思うくらい驚いた。
なんで?
なんでナツが…知ってるの?
あたしの気持ち、を。