ビター恋愛~愛の結晶~㊦


今更逃げ道なんて分からないし・・・。っていうかヤケクソで着いてきたから帰り道分かんないじゃん!



半べそ状態で彼が来るのを待つ。口に手を当てて。





居酒屋にしては落ち着いた雰囲気で、主にベージュで統一されている。




でもお酒の匂いは、半端なくきつい。営業時間じゃないのかな・・・・。






「・・・・はい、コレ」



いつの間にか私の前に立っていた彼に目線を上げ、手を見る。




コレ と言って渡されたのは、グラス一杯の薄黄色の飲み物。








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