加納欄の反省会
吉井猛と鮎川一平の反省会
紫龍は、ある人物に呼び出された。

今回は、紫龍にちなんで、薄紫の空間を用意した。

空間に入って行くと、そこには男性が2人、スーツ姿で、紫龍をお出迎えしていた。

紫龍は、その2人に近づくと。

「どぉしたんですかぁ?吉井さんと鮎川さん、スーツ着込んでぇ」

と、話し掛けた。

「初めての主役級だからね。やっぱり正装しないと、な?鮎さん」

「そうだよ。しかしなんだね。口が渇いちゃって……紫龍さん。飲み物……」

紫龍は、軽くおどけて見せて、鮎川さんと吉井さんに、グラスビールを預けた。

鮎川さんは、ゴクゴクッと飲み干した。

「で?私を呼び出した理由は?」

紫龍は、2人の様子を伺いながら聞いた。

「そうそう。最近、あの……あれ……」


なに(-.-)?


何か、言いにくそうな話し?


面倒臭い話しだけは嫌よ。


「もう一杯どうぞ」

紫龍は、お代わりのビールをすすめた。

「う、うむ」

吉井さんは、グラスを持ち上げると、そのままテーブルに置き、紫龍を見た。

「紫龍さん。最近、出番少なくないかい?」


え(゚o゚)?


出番?


紫龍は、瞳を大きくして、吉井さんをもう一度見た。

「あ、いや。だからね。最近……私達、出番ないよねぇ……って、話しをよくするんだよ」

「出番って。ちゃんと出てるじゃないですか!」


まさか、そのことで、呼び出されたの?


「第3部になってからは、1度も出てないよ」

鮎川さんも、参戦してきた。

「あぁのっ!話しの展開状出てないように見えるかもしれないけど、実際には働いてることになってますから!!」

「イヤ、ちゃんと、欄君達と絡まないと、読んで頂いてる読者の皆様には、伝わってないと思うよ」


そぉなの??


だって、だって、同じ署内にいても、欄と行動してなかったら書けないじゃん?!


「いいよなぁ、大山と高遠は」


え?


「必ず、出れるもんな」


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