ハツコイ

「…うん」

「よし!!昂、レッツゴー!!」

二人の自転車が動き出す


「あ、あの…二人ともごめんね…
せっかく遊ぶつもりだったのに私が台無しにして…
それに、クラスの女子達にいろいろ質問攻め受けて…
本当ごめんなさい…」

さっき、お店から出てきたとき二人とも疲れたような顔してたんだ…
絶対、疲れたなんて二人は言わないだろうけど…

「全然
俺も海斗と美麗、祝ってやりたくって行ったんだ
それに台無しにしてねぇ
メッチャ楽しかった
女子にあーだこーだ言われるのはもう慣れた
…なぁ昂」

「うん」

< 100 / 484 >

この作品をシェア

pagetop